Flying V


ワッシャ2個つなげたギターを作るのは飽きてきた、というよりバリエーションを増やしたかったので、4年ぐらい前に知り合いの会社事務所からパクって(うそ。貰ってきた)きたステンレス板をテキトーに切断し、フライングV、のようなものを作りました。
最初は、先日コメントでも書いた通りボ・ディドリーモデルを作ろうかと思ったんですが、あまりに安易というか、そんなモン作ったところで、誰も「ボ・ディドリーモデルだろ?」とは思わないのは想定の範囲内でもあったので、やめました。
あと「作り易い」だけ考えりゃ、フェルナンデスのヤザワモデルとか、スタインバーガーなんかもあるけど、パっと見のインパクト弱いのでやめ。
ということで、「作り易さ」と「パっと見でのインパクト」のバランスちょうど良さげなフライングVを作ることに決めました。フライングVは誰が見てもそれって分かるし、デザインが直線的なので、三角定規でちゃちゃっと線を引いて、真っ直ぐ切れば出来上がりですから、作るの簡単だし。
数年間も倉庫に放置されていた端材なので、表面に細かい傷山ほどついておりました。はじめは「まぁ、ヘアラインにしちゃえばOK」だろぐらい簡単に考えていましたが、作業が進むうちに「やっぱり光ってなきゃ嫌だなぁ」と心変わりし、手間暇かけてバフがけまでしてやりました。
そのかいあって、ギター表面はピッカピカの鏡面仕上げになってます。左手が綺麗に写りこんでるのが分かると思います。
実際の作業は、セラジスクで細かい傷を削り取り、粗目のサンドペーパーかけてデコボコを均し、台所の緑の金属磨きみたいなのでペーパーの傷を落とし、最後にサンダーでバフがけです。モノが小さいからそんなに時間はかかりませんでしたが、面倒といえば面倒、でした。
全体的に前のめりです。マイクスタンドも前のめり。意味は無いけど。