北の国から


シークレット・シューズがトレードマークな、とある将軍様のお父さんです。パパといえばこのポーズ。観光に行っても必ず参拝させられるという、あの有名な巨大像のポーズです。
あんな、なんの役にもたたん馬鹿デカい銅像を作る金があるんなら、飢えて死んでく国民をなんとかしてやれ、とかそういうツッコミはヤボってもんです。共和国は、劇場型犯罪ならぬ"劇場型国家"ですからね。重点を置くポイントが、他のマトモな国とは異なっているのです。普通の国の規準で共和国を語るのは、完全な間違い。共和国的には、下層階級のメシより、首領様の異形偉業を称える施設に金をブチ込む方が2万倍大事。そゆことです。
ここだけの話、わたしね、パパは偉大な政治家だったと思ってますよ。なんたって、ソ連の傀儡として連れてこられただけだったのに、巧妙にコミュンテルン派延安派を一人残らず粛清し、独裁を確立したその力量は並大抵のもんではありません。
スターリンソ連毛沢東中共のあいだに位置するあの悪条件下、独立を保ったってのも凄い。他の人が指導者の地位についてたら、混乱に次ぐ混乱で国としてまとまる事もできず、ソ連に吸収され朝鮮自治州になってたんじゃないでしょうか。そしたら今ごろ、チェチェンみたいな血みどろの内戦に陥ってるかもしれないから、今現在、共和国民が生きていられるのは首領様のおかげである!といっても過言ではありません。かもしれない。
独立を保っただけじゃなく、ソ連中共を天秤にかけ、両方から援助を引き出し、貰いモンだけで国を運営してたってのがもっと凄い。友好国からの援助が唯一の産業という、他に類をみないユニークな国家を建設した稀代の指導者ですよ。マジ。
製作者的には完璧に首領様、のつもりなんですが、他の人からみればたんに「右手を挙げている人」にしか見えないかもしれない?と考え、氏特有のある特徴を施してみました。これがあると「あ、これは首領様だ」と誰でも分かる、と〜っても目立つある特徴です。


よど号事件から10年たった1980年、私は藤井勝志氏を団長とする自民党訪朝団に同行して、平壌を訪れた。首の左後ろに大きな瘤がある、金日成主席とも握手を交わした。金日成の肖像写真は、その瘤を写さないように、常に右斜め前方から撮影されていた。
引用元はここ

どっち側にあったかは覚えていないので検索すると、↑だってさ。こんなことまで指先ちゃちゃっと動かすだけで分かるんだからねぇ、便利な世の中になったもんだ。